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タブレット保管庫を選定する上での注意点(充電編)

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2024.6.20

① ご利用端末の充電方式


タブレットを代表とするモバイル端末の充電方式には主に、

■ USBケーブルがACアダプタから分離でき、USB端子での給電が可能なもの(画像左)
■ ACアダプタが分離できず直接コンセントから給電するもの、あるいは分離できてもUSBのような汎用の端子ではなく専用の端子形状のもの(画像右)
の2種類あります。AppleのiPadやiPhoneなどが前者、一般的なノートPCなどが後者にあたります。一般のUSBは大きな電流値には対応していないため、消費電力が大きい端末(サイズが大きい端末など)ほどUSB充電方式の端末種類は少なくなります。

以下のリンクで、主要なメーカーのタブレットの代表機種の充電方式を表にまとめました。

何十台のタブレットを一台のタブレット保管庫で保管する場合は特にUSB充電できるかどうかが重要になります。

USBで給電が可能なものであれば、USBハブ充電器などを利用し充電ケーブルを集約するのがおすすめです。ACアダプタや必要なコンセントの口数を減らすことができるのでスペースを余分にとらずに済みます。

コンセントに直接挿す方法しかない場合は、コンセント差込口まわりのスペースやOAタップの種類、ACアダプタ自体の大きさにも気をつけ、すべてがスペース内に収まるかどうか確認しておきましょう。

これらについては③④⑤で詳しく記載します。

② 端末充電時の消費電力の合計とラック設置場所の供給電源容量

端末の合計充電容量が保管庫の設置場所の供給電源容量以内に収まるか確認しておきましょう。つまり、

「端末充電時の消費電力の合計」 < 「設置場所の供給電源容量」

となるかどうかです。

一般の壁に付いているコンセントの許容電流値は一般的に15A(アンペア)です(あくまで一般的な数値なので正確な数値は設置現場にご確認ください)。端末に取り付けるACアダプタの入力電流の合計がこれを超えないようにしなければなりません(万が一超えたまま充電し続けると最悪発火の恐れもあります)。

ACアダプタの入力電流値は端末や機器のメーカーによって異なりますが、ACアダプタなどに「input 100V-240V~1.5A 50/60Hz」等の記載があります。この場合の入力電流値は1.5Aです。

もし「端末充電時の消費電力の合計>設置場所の供給電源容量」となる場合は、対策が必要になります。単純な方法としては、電源を増設するなどの方法があります。

センターピアでは2019年度に文部科学省から推進されているGIGAスクール構想に対しては、輪番充電コントローラを独自開発しました。系統ごとにタイマーで時間をずらす輪番式に充電する方法を採用しています。

③ ACアダプタやケーブルの収納に必要なスペース


充電ケーブルに右画像のような大きなACアダプタがついている場合はACアダプタ自体の収納スペースにも注意です。特に何十台もの機器を収納する場合はACアダプタだけでもかなりのスペースを取ることになります。

左画像のような場合でもケーブルの長さによっては思った以上にかさばる(スペース的にも見た目的にも)のでスペースには余裕もたせておいた方がよいでしょう。

④ ACアダプタのコンセントのプラグの向き


ACアダプタの大きさとプラグの向きによっては、プラグを差し込んだときに隣のOAタップの口をACアダプタで塞いでしまったり、隣接するACアダプタ同士がぶつかって片方が挿せなかったりします。事前にACアダプタの大きさとプラグの向き、OAタップの口の向きをチェックしておきましょう。

⑤ 端末側の充電ケーブルの差込口の位置


タブレット保管庫を選定する上での注意点(端末サイズ編)でも述べましたが、ほとんどのタブレットPCは、左図のように短辺サイドに充電ケーブルの差込口があります。

タブレット自体は収納スペースに収まったが、充電ケーブル端子やケーブルの束が扉に当たって扉がなかなか閉まらない、とならないよう充電ケーブル端子分の余裕も考えておく必要があります。

ごく稀に、右図のように長辺サイドにケーブル差込口のあるモデルもあります。
この場合は高さ方向に余裕がないと端子が天井部分に干渉してしまう可能性があるので注意です。

充電方法に合わせたオプションの選択
先述した通り、端末の充電方法はメーカーによって異なります。ご利用中もしくはご利用予定のタブレットPCの充電方式を必ず確認しておきましょう。コンセントタイプの場合には、その分の収納スペースがあるかどうかを確認することをおすすめします。

センターピアの充電保管庫は端末に合わせてパーツの種類や位置を変更することが可能です。また充電オプションもUSBやコンセントタイプに合わせてお選びいただけます。パーツが選べるのでもちろん両者の組み合わせも可能です。

(例)Apple社のiPadと、Microsoft社のSurfaceをひとつの保管庫に収納したい。
→上段はUSB充電、下段はACアダプタ充電用のパーツを選択することで対応できます。

 

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