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充電保管庫の熱対策【温度センサー付きファンによる温度管理】

製品情報
2024.6.20

センターピアのユニット式充電保管庫
センターピアの充電保管庫は使用条件に合わせてパーツやオプションの組み合わせを選ぶことが可能です。充電時の熱にお困りの場合でもファンや温度センサーを組み合わせることで対策が可能です。使用環境に合わせたタブレット保管庫を導入いただけます。

モバイル端末の充電時の発熱

タブレットなどのモバイル端末を充電すると、機器の種類にもよりますが多かれ少なかれ、端末本体やACアダプタから熱が発生します。1台だけならそれほど気にすることはありませんが、タブレット保管庫のように1箇所で何十台も保管する場合などは数が多ければ多くなるほどその熱は無視できないものになります。

さらに保管庫はセキュリティを確保するため、基本的に密閉されていることが多いので、これらの熱をうまく排出しないと保管庫内に熱が篭もり機器に不具合や劣化などの悪影響を及ぼす恐れがあります。

保管庫設置場所の外気温度

保管庫内の熱をうまく排出できたとしても、外気温度自体が高ければ新たに吸気される空気の温度も高くなってしまうのであまり効果はありません。

タブレット端末はその携帯性や利便性からさまざまな場所で利用されます。必ずしも機器にとって快適な空間でのみ充電や保管ができる訳ではなく、冷房(クーラー)の効いていない教室内や工場内で保管せざるを得ない場合もありえます。そういった場合にはタブレット端末の保管時、使用時の許容外気温度を考慮しておく必要があります。

端末の許容保管温度

例えば、iPhoneやiPadなどのiOSの端末の許容使用温度と許容保管温度は以下のようになっています。

<iOSの場合>
iOS デバイスは環境温度 (周囲の温度) が 0° ~ 35℃ の場所でお使いください。低温下や高温下では温度調整のためにデバイスの動作が変化することがあります。動作温度を下回る極端な低温下で iOS デバイスを使うと、バッテリーの消耗が早くなったりデバイスの電源が切れたりすることがあります。より温度の高い場所にデバイスを戻すと、バッテリーの駆動時間も通常の状態に戻ります。

iOS デバイスは -20° ~ 45℃ の場所に保管してください。駐車中の車の中は高温になることがあるので、デバイスを車内に置いたままにしないでください。

引用:iPhone、iPad、iPod touch を許容可能な動作温度に保つ(外部サイト)

また、ヒューレットパッカード社製のHP Pro Tabletだと以下のようになっています。

<HPの場合>
※環境条件(動作時):温度0~35℃(光ドライブ非書き込み時)、温度5~35℃(光ドライブ書き込み時)、相対湿度10~90% (但し、結露しないこと)。(非動作時):温度-20~60℃、湿度5~95% (但し、結露しないこと)。

引用:HP Pro Tablet 610 G1(外部サイト)

このように機種やメーカーにも依りますが、40℃前後の温度には耐えられるようになっているようです。しかし、密閉された場所や直射日光の当たる場所などは想像以上に熱くなることがあります。保管庫内の温度が許容温度以上になる可能性がある場合は熱の対策は必須です。

ファンによる強制排熱

保管庫周りの温度が適正な温度であったとしても、保管庫内部に空気の流れがないと熱だまりができる可能性があります。これは保管庫を設置している部屋の冷房(クーラー)を入れていたとしても同様です。冷たい空気は下へ温かい空気は上に流れるので特に保管庫内の上部ほど熱くなります。

保管庫にファンを取り付けることで保管庫内に空気の流れをつくり、熱を強制的に保管庫の外に排出することができます。

温度センサーによるON/OFF管理

ファンを取り付けたとしても、スイッチのON/OFFが手動だと運用が大変です(つけっ放しだと電気代がもったいない・手動だと人がいないときはON/OFFできない)。

保管庫内の温度に合わせてスイッチが自動的にON/OFFされるセンサーを使うことで、無駄な消費電力を削減し、省エネで効率の良い温度管理が可能です。

センターピア製の充電保管庫の場合は、使用環境に応じてパーツやオプションを組み合わせることができ、温度センサーや排熱用のファンもオプションの中に含まれています。当社の充電保管庫にこれらを取り付ける場合は下記のような構成になります。

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