情報・通信分野では、用途や使い勝手に合わせてさまざまな種類のサーバーラック(19インチラック)やその他専用筐体が利用されています。ここではその中の分割タイプのラック・筐体についてご紹介します。
分割タイプのサーバーラックとは、ひとつのサーバーラックの内部のスペースが物理的に複数に仕切られているラックのことです。一般的にはそれぞれのスペースに扉が付いており、スペース毎にアクセス権限を分けることができます。
データセンター(DC)のサービスには、コロケーション、ハウジング、ホスティングなどと呼ばれるものが存在します。これらはサーバー・ネットワーク機器などのハードウェアやラック・空調などのファシリティの管理・運用を外部に委託するサービスのことです。この場合、ひとつのデータセンターやサーバールーム内で複数の顧客の機器やデータを管理することになります。機器の数が多ければ、部屋単位やサーバーラック単位で個別にセキュリティを担保することが可能ですが、「20Uだけ使いたい」「機器1・2台分だけ使いたい」など少量でのニーズも少なくありません。
ひとつのサーバーラック内に複数ユーザーの機器が共存することはセキュリティ上問題なので物理的に空間を分けるために分割タイプのサーバーラックが必要になる訳です。
これらのラックは、名称はユーザーやメーカーによってさまざまですが、分割ラック・ハウジングラック(Housing Rack)・コロケーションラック(Collocation Rack)などと呼ばれることが多いです。
弊社であれば、ハウジングラック(分割・コロケーション)がこちらの分割タイプのラックとなります。
<特徴>
ラック内部でスペースが区切られ、エンドユーザー様毎にスペースを提供することが可能です。電源ケーブルや通信ケーブルも個別に保護し、配線トラブルも未然に防止します。
鍵仕様は共通キー、個別キー、マスターキーなど、ご利用用途に合わせてお選びいただけます。
スペース内にはマウントアングルがあるため、EIA規格の19インチ機器のラックマウントも可能です。
※以下、“★”表記項目は標準仕様を表します。
まずサイズをご指定ください。
サイズは設置スペースを基準とした”外形サイズ”を以下よりご指定頂くか、内部に搭載する機器を基準とした”必要U数”をご指定頂きます。
各スペースの最低必要U数優先する場合には、U数をご指示ください。
・高さ(mm) :2000★/2200★
・幅(mm) :700★のみ
・奥行き(mm):1000★/1100/1200
分割数をお選びください。
以下分割数もしくは、ご希望の分割数がある場合にはご指示ください。
・分割数 :2分割★/4分割★/8分割★/その他
・仕切り :スリットあり★/スリットなし
※各スペースとは別に管理者用・電源用などのスペースが必要な場合はご相談ください。
扉の仕様をご選択いただきます。
通気性・見栄え・用途などに応じて、扉と鍵をお選びください。
・扉 :パンチング★/アクリル窓付き(半透明)
・鍵 :共通キー★ /個別キー/個別+マスターキー
▼(左)アクリル窓付き/(右)パンチング
ケーブル配線方法をご指示ください。
・入線箇所 :底面から★/天井から/その他
・部屋毎の個別ダクト※1 :あり★/なし
・電源、通信ケーブルのダクト※2 :分ける★/分けない
※1 ケーブルの配線スペースを部屋毎に分離します
※2 電源ケーブルとネットワークケーブルの配線スペースを分離します
ケーブルダクトの例
カラーをお選びください。
・カラー: アイボリ★/ブラック/その他
※“★”表記項目は標準仕様を表します。
上記5STEPをご検討の上お問い合わせいただくとスムースにご対応できますが、不明な項目がある場合でも遠慮なくご相談ください。
COPYRIGHT 2023 ©CenterPEER CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.